FEATURE
理想を現実にしていくための
「実践」を大切にしています
POINT01
農業の6次産業化と
地域経済循環
当社では耕作放棄地という地域に眠る資産を活用し、地域課題解決のための事業を展開しています。 その中の「おひるねみかんプロジェクト」では、地域の耕作放棄された(おひるねしていた)みかんを農薬や肥料除草剤を一切使用しない自然栽培で再生させ、基本的には全てみかんジュースなどの安心安全な加工品にして販売しています。 また、耕作放棄地を再生させた田んぼでは、自然栽培で食用のお米を育て、そのお米で地元の酒蔵と連携して日本酒「推譲」を作ります。 この日本酒「推譲」は自社のソーラーシェアリングで発電した電力を使い、製造工程を脱炭素化し、自然エネルギー100%、自然栽培米100%である世界初の日本酒です。 このように地域環境へも配慮した上で地域資源を活用し、地域で経済を回す実践を進めています。
POINT02
ソーラーシェアリングとスキームの多様性
当社は、神奈川県下最大のソーラーシェアリング発電所を所有する発電事業者となりましたが(2024年時点で7期)、それぞれの発電所で異なるスキーム事例を有していることが特徴です。 資金調達方法として、日本政策金融公庫、城南信用金庫、横浜銀行、 農協などの異なる金融機関からの融資を受けてソーラーシェアリングを建設した実績を持ち、金融機関ではなく市民出資の直接金融という形で建設した発電所もあります。 売電方法としても、Fit制度を活用した発電所は3機で、その他は全てNon-FITでの売電となります。 中でも、自社の経営する農家カフェSIESTAへ電気を供給する「オフサイトPPA自家消費」モデルは日本で初めての取り組みとなりました。
POINT03
情報発信・人材育成
当社では年間100回を越える講演会や視察の受け入れ、書籍「食エネ自給のまちづくり」の出版等を通して、ソーラーシェアリングの普及活動にも力を入れています。
また、かなごて農学校「推譲館」という地域人材を育成する教育プログラムや「おひさまSDGsマルシェ」「かなごて流域祭」という環境啓発マルシェを開催するなど、地域課題を解決するローカルSDGs人材の育成に取り組んています。